那覇交通



解説

 那覇市の市内路線を中心に、路線網をもつ那覇交通です。車両はいすゞと日野で統一されており、市内路線は前中扉または前後扉の前のり後降り市内均一運賃を採用しております。郊外路線は前乗り前降り運賃後払い方式を採用しておりトップドア車を採用しています。7.30車(1978.7.30交通法変更時導入車)が大量に在籍しており、那覇市内で数多く見かけることができます。近年7.30車の代替用に本土からの中古車が導入されつつありますが、まだまだ7.30車が多数を占めている状況です。しかし、2003年8月に開業が予定されている沖縄モノレール[ゆいレール]が、開通すると、市内路線の大幅改編と大量の減車が予定されており、7.30車が淘汰されるのも時間の問題となっています。


車両解説


いすゞBU04(S53年式)


那覇交通を代表する7.30車、市内路線用前後扉のBU04です。路線旧カラーをまとい大勢力を誇ります。サブエンジンクーラー、緩い曲面をもった前面ガラスやオバQ用大型バンパーを装備した特注仕様の川崎重工車です。


いすゞBU04(S53年式)


旧貸切カラー(シルバーアロー)のBU04です。トップドア仕様の郊外線用です。旧貸切カラーは貴重です。


いすゞBU04(S53年式)


郊外線用トップドアのBU04です。貸切車同様レインボーカラーをまとった新塗装です。


いすゞBU04(S53年式)


市内線用前後扉のレインボーカラーをまとったBU04です。那覇交通のBU04はすべてハイバックシート、サブエンジンクーラーを搭載した豪華仕様です。


いすゞBU04(S53年式)


今はやりのラッピング車ではなくペイント仕様の全面広告車です。タウン情報誌[おきなわ倶楽部]の広告車となっています。


いすゞP−LV314L改(昭和62年式)


富士重工5Eボディーを架装した元小田急バスの中古車です。市内路線用で結構な台数が活躍しています。



上記と同じP−LV314L改()昭和62年式)です。


いすゞU−LV324N(平成3年式)


  元ベイシティー交通のいすゞU−LV324Nです。逆T字窓や3扉など特徴の多い車両です。現在1両のみの存在です。


いすゞP−LV314N(H1年式)


自社発注の那覇交通オリジナル車です。N尺の長尺車は那覇交通では少数派となっています。


いすゞU−LV324N改(平成5年式)


フロント1枚ガラスのU−LV324N改です。前中4枚折戸の長尺車で市内線用車両となっています。


いすゞP−LV314L改(H1年式)


自社発注の郊外線用トップドア、ハイバックシート、逆T字カラードガラスを装備したハイグレード路線車です。


いすゞP−LV314L(S63年式)


自社発注のトップドア、逆T字窓、ハイバックシートを装備したトップドアの郊外線用路線車です。車体更新工事施工の際、前面をブルーリボンのものに取り替えたので、川崎キュービックとは思えない車両に仕上がっています。


いすゞP−LV314L(H1年式)


富士重工7Eボディーを架装した元東武バスの中古車です。郊外線用なので後部扉は固定され、床板とシートが設置されています。


いすゞP−LV314L(S63年式)


富士重工5Eボディーを架装した元東武の郊外線車両です。上記の車両と同様後扉は固定化され、床板と座席が設置されています。沖縄では元東武車は数台しか存在しません。


いすゞP−LV314K


臨港バスの中古車で、カラーは殆どもとのままです。赤帯を消した上にレインボーカラーを施しています。


いすゞU−LV324L(H5年式)


市内路線用自社発注車です。キュービックボディーでは珍しい大型前面1枚窓仕様となっています。


いすゞP−LT312J(S63年式)


元国際興業の中古車です。比較的少数が活躍しています。国際興業の系列外バス会社での活躍は珍しいのではないでしょうか?


いすゞP−LV719N(H1年式)


111系統那覇空港〜名護高速バス専用車です。前面には大型方向幕を備えており、前方には空港利用客用荷物置き場が設置されています。


いすゞK−CSA580(S56年式)


貸切格下げの郊外路線車です。無理やり取り付けた大型方向幕はかなり目立つ存在です。


いすゞK−CJA520改(S55年式)


沖縄名物バケルトンです。川崎重工セミデッカーボディーの前構をブルーリボンのものに取り替えてあります。路線用ローパワーエンジンを搭載した車両で郊外線で活躍しています。



 昭和56年式の1819号車です。廃車が進みのこり僅かとなりました。


いすゞK−CJA520改(S56年式)


上記と同様で、川崎重工セミデッカーボディーを更新したバケルトン車です。こちらは111高速バスで活躍していたため、オリジナルカラーとなっています。現在は郊外線で活躍しています。


いすゞP−LV219Q(S62年式)


川重ボディーの貸切車です。淘汰が進められており、少数が残るのみとなりました。


日野P−HT235BA(H2年式)


こちらはオリジナルの日野ブルーリボンです。ハイバックシート、T字カラードガラスを装備したハイグレード路線車です。


いすゞP−LV219S(昭和62年式)


 北海道の銀嶺バスカラーのままで使用されているいすゞP−LV219Sです。富士重工R3ハイデッカーボディーを架装しています。銀嶺バス時代にフロントマスクがHDタイプに改造されています。


日野KC−RU3FSCB(H9年式)


JRバスカラーの貸切車です。JRの契約貸切車となっており、JRのツアーで使用されています。車体後部にはJR各社のカラーがストライプで表現されています。


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